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        理事長挨拶







 私たちNPO法人山の薬剤師たちが、美馬市木屋平にこやだいら薬局を開設しましたのは平成22年4月のことでした。
多くの方々にご理解や協力を頂きながら、今では地域の薬局として住民の皆様にご利用頂けるまでになりました。
 薬局開設当時の木屋平の人口は930人を超えておりましたが、平成24年10月には830人を下回りました。2年余で100人を超える人口減少が認められた事になります。我が国はこれから本格的な高齢者社会を迎えますが、山間へき地においては過疎高齢化が大きな問題となっています。
県民の皆様が、住み慣れた場所で、安心して医療や介護サービスが受けられるように今後とも微力ながら努力して参りたいと考えています。

 また、150世帯に上る高齢者のお一人住まいの問題があります。多くの住民の皆様は人生の最後を木屋平で迎えたいと希望されていますが、ご家族やヘルパーなどの介助力不足からその希望をかなえる事は出来ていません。
小さな山村だけで、過疎高齢化社会を乗り切れる医療や介護能力を整備する事は極めて困難な状況です。

 私たちは、従来の自治体に頼った医療や介護の在り方を見直し、小さな村と大きな町を民間(NPO法人)が繋ぎ、
人、物や資金を循環させるシステムを構築するために鳴門市に“こやだいら/なると複合施設「たなごころ」”を
建設するに至りました。

 この複合施設では、高齢者や障害者が相補的に関わる小さなコミュニティを目指し、また、木屋平の地域医療
の後方支援施設として位置づけます。さらに、大学薬学部や県薬剤師会などとの連携を推進し、
次世代の薬剤師にへき地医療の現状の理解や社会参加について動機づけを行って参ります。

 皆様方のより一層のご指導を頂きながら、地域に根差した医療、介護、福祉を大切にして明確な根拠を持った
サービスに努めさせて頂く所存です。

 多くのそして困難な課題を抱えながらの事業になりますが、何卒ご指導ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。


                                  NPO法人山の薬剤師たち 理事長          
                                              瀬川 正昭      経歴

                                  徳島文理大学薬学部 教授
                                  特定非営利活動法人山の薬剤師たち 理事長
                                  徳島県薬剤師会 常務理事(在宅及びチーム医療推進委員会 委員長)

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