副理事長挨拶
                                   
副理事長 大林秀樹









 私たちNPO法人山の薬剤師たちは,平成22年4月に30年間薬局が無かった木屋平で元うどん屋だった場所を薬剤師が休日を利用して約5ヶ月間掛けて改装し,薬局を開設しました。薬局では処方箋調剤,在宅医療,一般用医薬品および衛生用品の提供をはじめ,地域サロン活動(健康教室),多職種を交えた診療所との月例会,学生実習(薬学生,医学生),清掃活動,祭事への参加など地域の皆様のとても温かいご支援,ご協力のもと様々な活動を展開しています。
 私は木屋平出身ではなく,木屋平から約1時間離れた徳島市内に自宅があり,週3回は木屋平で寝泊りをして宿直しています。
 みなさんは木屋平で勤務していると言うと,山奥で仕事や生活が大変だと思われるかもしれません。しかし,実は私自身は山での生活はとても楽しく,地域の方々との交流を楽しみにしています。薬のお届けにお邪魔すれば,薬に関することばかりでなく,家族のことや生活のことなどいろんなお話をしています。生活面では,電球が切れていれば交換のお手伝いをします。飼い犬を飼われていれば,飼い犬のダニの駆除を行い,場合によっては燻煙材でお部屋のダニを駆除するお手伝いもします。
 また,私は木屋平で料理や趣味を堪能しています。山は自然豊かで,山菜取りや渓流釣りなど楽しみはいっぱいです。住民の方より野菜などをいただくことも多く,野菜,魚や山菜を料理してお一人暮らしの方のご自宅にお伺いして,料理とともにいろんなお話をしています。ご飯をいただくこともあります。ただ卑しいように思われますが,味付けなどを見て「ちょっと塩がきつすぎるね~」,「砂糖が濃すぎるな~」など病気が悪化しないようにお話しています。この様な地域に溶け込んだ密接な関係は,木屋平に来るまではなかなか味わえなかったものです。
 私たちは地域医療に取り組み,薬学生や医学生に地域医療を提供できる教育の場を維持することが最大の使命と考えています。
 さらに,医療・介護人員はとても乏しい中で緊密な連携が取れ,常時勤務する薬剤師は1~3名で地域医療を展開しながら日々山の中を駆け巡っています。想いのある方は是非,ご協力ください。



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